
老若男女問わず、趣味の世界では上位をキープしているツーリング。昨今では女性ライダーが増えてきたり、還暦・定年退職を迎えた中高年の趣味としても脚光を浴びています。
ツーリングの第一歩は、自分と一体となって走ってくれるパートナー、つまりオートバイや車と共に旅を楽しむことから始まります。
エンジンの鼓動とふきつける風を直接肌で感じながら、
好きな景色や食事を楽しみ、行きたい場所に走っていく・・・
そんな魅惑的なツーリングを貴方も始めてみませんか?
ここでは、ツーリングをこれから始めたい!と考えている方、
もしくは初心者の方を対象にツーリングの紹介と
安全に楽しむためのTIPSを紹介していきます。

「旅」という言葉は、一文字なのになぜか人をわくわくさせる魅力があると思いませんか?
カップルで記念旅行に・・・
日々頑張っている自分のご褒美に・・・
仲間達と楽しいひと時を過ごしたい・・・
まだ行ったことの無い場所に行ってみたい・・・
人それぞれ、旅する理由は十人十色だと思います。
では、愛車に乗って旅をするツーリングの
楽しさって何でしょう?
1人で自由気ままなツーリング
おいしい食事を楽しみながら、温泉ツーリング
仲間と会話を楽しむ日帰りツーリング
同じ型のオートバイ仲間で集まるミーティング&ツーリング
色々ありますので、ここでは割愛させていただきますが
これから是非、皆さんの楽しさを見つけてください。
ツーリングには大きく分けて、2種類あります。
「ソロツーリング」と「マスツーリング」です。
前者が1人に対して後者は2人以上の団体の意味となります。
1人で気ままに行くのもよし、共通の目的をもって
仲間と一緒に楽しむもよしと、貴方の自由です。
日常から非日常へ・・・
ツーリングで味わえる、ツーリングでしか味わえない
そんなわくわくする魔法の旅に出掛けましょう!
次のページでは、ツーリングをする前に必要なことを紹介していきます。

まずは何はともあれ、相棒となるオートバイが必要ですね(笑)
50ccクラスから1000ccクラスの大型まで、車種は様々ですが中~長距離には高速も走行できる250cc以上の中型~大型オートバイがおすすめです。
※これから免許を取ろうとしている方は通常1ヶ月前後、合宿であれば最短1週間ぐらいで取得できると思いますので是非、免許をGETしてツーリング人生を楽しみましょう!
では、免許をとり愛車も納車されました!
いざツーリングに!
と・・・ちょっとその前に準備が必要です。
まずライディングウェアについてです。
街乗りレベルであれば、普段着でも問題ありませんが
海沿いであれば風も強く、山間部では夏場でも肌寒い箇所が多数ありますので専用のライディングウェア、もしくはツーリングに適した長袖の上着が必須です。
暑くても収納バックに入れて、いつでも着脱できるようにしましょう。
※半袖、短パンなど肌が露出している軽装は、長時間の走行により、
思いのほか体温を奪いますし、万一転倒した時には大きな怪我にも繋がりますのでやめましょう。
ウェアと一緒に、ボディに巻きつけられるウェストポーチ等があると
高速道路の料金所や、行く先々のお店での支払いがとても便利になり重宝しますよ。
次にグローブです。
なぜグローブ?と不思議に思った方もいらっしゃるかもしれませんが
オートバイを長時間運転していると、思いのほか手に負担がかかります。
オートバイの操作では、アクセルスロットル、ブレーキ、クラッチと
停車&発進ごとに手を使いますので、素手の場合とグローブ装着時では、
長時間になればなるほど手に掛かる負担も変わります。
従ってツーリングには勿論、普段乗りでもグローブは必須アイテムとなります。
また秋~冬にかけては寒さと疲れで指が動かなくなってきますので
長時間走り続けることが困難になり、正確なライディングも出来なくなる恐れがあります。
冬場にもよく乗る、もしくは乗りたいと言う方には薄手のものとは別に
厚手のグローブも用意しておくことをお奨めします。
最後に足元です。
教習所では足首が露出していない靴を履くように義務付けられていませんでしたか?
これも前述通り転倒時や思わぬ怪我に繋がりますので、スニーカーでも踝(くるぶし)が
露出しないハイカットのもの、できれば専用のライディングブーツをおすすめします。
※ブーツでも街用のお洒落なものはNGです。
理由は底がつるつるとしていると滑りますので、グリップが弱く
ブレーキやシフトチェンジが思うようにいきませんから大変危険です。
基本的に底は「ギザギザ」「ゴツゴツ」タイプがお奨めです。
おっと、失礼しました。
当然ヘルメットも必要ですね・・・(汗)
ヘルメットは大きくわけて、フルフェイスタイプとジェットタイプに分かれます。
こちらは好みで良いと思いますが、安全性を考えるとフルフェイスをお奨めします。
ジェットの場合は顔の部分が露出していますから、視界はひらけていても風を直に受けます。
ゴーグルやサングラスが無いと目に埃やゴミが入る可能性もあり、雨の場合は
時速50キロ以上では雨粒が顔に降り注ぎ、痛くて走れないと思います(とても危険です)。
別売でジェット用のシールドも販売されていますので、装着すれば上記の心配もありませんが、
できれば雨の日の乗車は危険ですから控えたいものです。
※半帽タイプ等もありますが、これらは原則50cc用などの小型用で中型~大型では着用不可となります。これらの軽ヘルメットで仮に転倒した際には、頭を保護している部分も少ないですから大変危険です。ファッションよりも安全性を重視しましょう。ヘルメットには中型・大型向け等シールが記載されていますから、それらを目安に選ぶと良いでしょう。
生身で長時間走行するオートバイですから、事前に装備をしっかり整える必要があります。
必要な機能を知った上で、自分の好みのデザインやカラーで選んでいくのも
楽しみの一つですね♪
これから揃えていく予定の方は、予め雑誌やネットで情報収集し、
ネットで購入してもいいのですが、できれば店頭で実際に装着してみて、
サイズが合うか等も試してみることをお奨めします。
専門店では知識・経験豊富な店員がいるはずですから
迷わず相談してみてください。
さて装備の説明はこのくらいにして、
次に準備しておきたいものをご紹介します。
まずツーリング中にオートバイが動かなくなってしまった・・・
事故が起きてどうしていいかわからない・・・
そんな万が一のトラブルに備えて、やはり保険に入っておきたいものです。
自賠責保険は義務付けられていますが、その他にも任意保険として
各保険会社から様々なプラン(年齢にもよりますが年間3万円程度です)が
用意されています。安心して楽しめるツーリングを実現するためにも
是非加入しておくことをお奨めします。
またトラブル時(鍵を無くしてしまった!ガソリンが無くなって動けない!等)に
24時間すぐ駆けつけてくれるオートバイ専門のサービス業者もありますので、
電話番号を控えておくと安心です。
長くなりましたが、いよいよ次からツーリング実践編です!