大した運動ではないから、慣れているから、健康だから等
あまり自分を過信していると落とし穴がありますから注意してください。
例えば、真夏の炎天下に数時間水分補給無しで運動したら
健康体の人であろうと、間違いなく熱中症で倒れます。
20~30才台の一般的に人間の体内の水分量は体重の60パーセント前後です。これが年齢を増すにつれ水分含量が減少し、50~60才台では体重の50パーセント位になってくるそうです。
70歳~80才台では、平均的に40~30%まで落ちるということですから、運動中は年齢に応じて、水分補給の頻度を調整する必要もあります。
1日に必要な水分は2,000~2,500mlといわれていますから、飲料水から800~1,300ml、食物中の水分から1,000ml、体内での代謝水(食物摂取後に消化・分解しエネルギーに変換していますが、そのときの科学反応によって生まれた水分のことです)により200mlが必要となります。これらに加え、ウォーキングで失われる水分量は1時間に約350mlと言われていますので、普段の摂取量だけでは当然足りません。ウォーキングを始める30分前にはコップ1杯分(約250~300ml)の水分を摂取し、1時間毎に同様の量を補給する必要があります。
体全体の2~3%の水分が失われるだけで脱水症状も起こると言われていますから、ウォーキングには前もってスクイズボトルや市販のミネラルウォーターを持参し、小まめな水分補給を心掛けてください。
また汗をかくのは、運動で発熱した体を冷却するためですが、
汗のかきっぱなしは風邪や体調不良に繋がりますので「水分補給+汗を拭く」を忘れないでください。
前日睡眠不足だったり、食事をとっていない場合等も無理は禁物です!
しっかりとした生活サイクルの中にウォーキングを組み込みましょう。