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■ウォーキングの注意点

ウォーキング大した運動ではないから、慣れているから、健康だから等
あまり自分を過信していると落とし穴がありますから注意してください。

例えば、真夏の炎天下に数時間水分補給無しで運動したら
健康体の人であろうと、間違いなく熱中症で倒れます。

20~30才台の一般的に人間の体内の水分量は体重の60パーセント前後です。これが年齢を増すにつれ水分含量が減少し、50~60才台では体重の50パーセント位になってくるそうです。
70歳~80才台では、平均的に40~30%まで落ちるということですから、運動中は年齢に応じて、水分補給の頻度を調整する必要もあります。

1日に必要な水分は2,000~2,500mlといわれていますから、飲料水から800~1,300ml、食物中の水分から1,000ml、体内での代謝水(食物摂取後に消化・分解しエネルギーに変換していますが、そのときの科学反応によって生まれた水分のことです)により200mlが必要となります。これらに加え、ウォーキングで失われる水分量は1時間に約350mlと言われていますので、普段の摂取量だけでは当然足りません。ウォーキングを始める30分前にはコップ1杯分(約250~300ml)の水分を摂取し、1時間毎に同様の量を補給する必要があります。
体全体の2~3%の水分が失われるだけで脱水症状も起こると言われていますから、ウォーキングには前もってスクイズボトルや市販のミネラルウォーターを持参し、小まめな水分補給を心掛けてください。

また汗をかくのは、運動で発熱した体を冷却するためですが、
汗のかきっぱなしは風邪や体調不良に繋がりますので「水分補給+汗を拭く」を忘れないでください。
前日睡眠不足だったり、食事をとっていない場合等も無理は禁物です!
しっかりとした生活サイクルの中にウォーキングを組み込みましょう。


■さっそく始めてみましょう!

ウォーキングまずは身近な場所からスタートすることをお奨めします。
最初のうちは傾斜のきつい道は避けたほうが良いかもしれません。家の近くの公園や、川沿いなど自然に接することが出来るところでいいですね。

また忘れてはならない事は、ウォーキングを楽しむことです。
例えば、春先にはあの公園の梅が綺麗だとか、梅雨の時期で外へ出るのは躊躇するけど、あの川沿いの紫陽花が見たいのでコースに加えよう!等、季節にあわせた楽しみもウォーキングの醍醐味です。一緒にウォーキングするパートナーがいれば、話も弾みながら有酸素運動としても効果覿面です。

人間、楽しいと感じている時は脳も活性化され、心身ともにとても健康に良いそうですから、ただウォーキングに徹するのではなく、
貴方が楽しいと思えるようなエッセンスもどんどん取り入れましょう。

それからダイエットにも効果的なウォーキング。
成人のカロリー摂取・消費量は、1日平均2,200kcalを摂取し2,000kcalを消費します。
そして、この差の200kcalが脂肪となり、肥満・メタボの原因になります。体重が70kg台の方なら約10,000歩でこの200kcalが消費されると言われています。

えっ、1万歩も必要なの??と思われた方、ご安心ください(笑)
1万歩は時間にして約1時間~1時間半のウォーキングで到達します。
万歩計を装着して1日の歩数目標を決めると目安になりますし、
達成感にも繋がりますのでお奨めです。
(万歩計の由来もこの1万歩が元となっているようです)

近場でウォーキングコースを見つけたら、一周にどのくら時間がかかるかも計ってみてください。
最初は約1時間前後で無理のないコース設定をお奨めします。
慣れてきたら別のコースもプランニングし、例えば晴れている日はAのロングコース、
雨のときはBのショートコース等、自分の体調や天候に合わせてコース設定をしていければ
ウォーキングの幅も拡がります。

■最後に・・・

ウォーキングウォーキングが終わり帰宅したら、体も疲労していますから温かいお風呂にゆっくり浸かり、足をはじめ、全身をマッサージしてあげてください。特に足首・ふくらはぎの筋肉は、心臓に血液を送り戻すための重要な役割を担っていますので気持ちいいと感じる程度(痛いと思うまでの刺激は禁物です)に揉みほぐしてください。

そして、お風呂から出たら血行もよくなっていますから、湯冷めしない内に布団へ入り、しっかり保温しながら睡眠をとることが大切です。

ウォーキングが皆様の健康維持、そして明日への健やかな活力になることを願っています。
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